第1話 君の笑顔に惚れました

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驚いてると 「李斗。コイツ借りる」 「ちょっと桐原くん!?」 桐原くんに腕をつかまれ教室を出ていく。 そっと後ろを振り返ると李斗は、ほかの女の子と喋っていた。 なんだ。 嫉妬してくれたかと思ったのに 期待した私が馬鹿だった…… 涙がこみ上げてくる。 すると、 「泣いていいよ。佐々木。李斗のこと好きなんだろ?」 「桐原くん……なんで知ってるの? 私が李斗のこと好きなこと……」 「見てればわかる。泣いていいから。」 私は、桐原くんに抱きしめられながら泣いた。
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