四章

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食事を終えた後、沖田を起こしにいこうと神藤が言ったので、式、神藤、佐倉先生の3人で沖田の部屋に向かった。 「なんで俺もいくんですか?」 「お前は沖田を運んできたからな。タクシー役だ」 そういっているうちに、沖田の部屋についた。 「おーい、おきろー」 神藤がノックをするが、返事がない。 「まだ寝てんのか?どうします、先生」 「そうねえ。一応ご飯くらいは伝えたほうがいいと思うけど」 「そうっすね。仲居さん呼んで、鍵をあけてもらおう。二人は待っててください」 そういって、神藤は仲居を呼びに行った。 2分ほどたつと、神藤が角田を連れてきた。 「こちらのマスターキーであけてみましょう」 角田が鍵をあける。ドアをあけると、中には誰もいなかった。 「沖田がいない…?」 「どこいっちゃったのかしら」 式は不安になっていた。沖田が何もいわずにいなくなる人だとは思えなかったからだ。 「先生、お風呂を探してみてください。もしかしたら入れ違いになっているかもしれないし」 「そうね。見てくるわ」 佐倉先生は風呂をみにいった。 「俺たちは皆に知らせましょう」 「そうだな。もし風呂にいなかったら皆で探そう」 二人は食堂にもどり、沖田がいなくなったことを皆に話した。 ちょうど話し終えた後、佐倉先生が戻ってきた。 「どうでした?」 「お風呂にはいなかったわ。女子風呂は使われた形跡もなかったし」 「それじゃ、皆で探すぞ」 「まったく、どこにいったんだか」 「見つけたらおしおきね」 そんな愚痴をこぼしながら、捜索を開始した。
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