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正しく対極にいる二人だからこそ、それなりに上手く相方を勤められている。 「そういえば朝から悪魔やって? さっくり?」 「殺してないわよ。司祭様がお鎮めになったの」 「それはなにより。ふぁー……頭痛い、もう一眠りしてくるわ」 ソリティアは踵を返すと裾を引きずりながら歩いていった。あれでは踏んずけて転ぶのではないかと思っていた矢先に案の定盛大に転んでいた。 これでも戦闘では驚くほど機敏に動き回るのだ。足元が見えていないとはこのことだ。 「いてて」 「なにやってんのよ。もう少し気をつけなさい」 ソリティアの手を掴んで立たせる。 「食堂で待ってなさい。ハーブ持ってってあげるから」 「ん、わかった」 ソリティアは裾を無造作に持つと、食堂へと歩いていった。
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