第1章

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失われたユダヤの10支族の長が天皇家である。 と、まぁこんな説を唱える人達もいて、これを「日ユ同祖論」という。 歴史で習う源氏と平氏と橘氏とは、天皇家出身氏族だとされている。 このうち橘氏は、奈良時代後半に没落していたからか「源平藤橘」という我が国の貴姓の4番目にされている。(藤は藤原氏で、「関裕一」氏は、藤原氏の始祖中臣鎌足は百済最後の王だと言っている) 因みに母の実家は本姓橘氏で、本家の本家は1300年前に遡れるという。 もう1つ書くと、父の家系は、鎌倉時代から続く武士の家系で、本家の本家からは明治の衆議院議員がでた源氏で、 800年分の過去帳があるという。 勿論、今の姓は源ではない。 これは自慢ではなく、地方の旧家では、結構ありふれた話だという事なのだ。 つまり、俺は源氏と橘氏という皇室に繋がる2つの血の持ち主だという事になる訳だが、これも結構ありふれた話だという事だ。 何故この話を書いたのかというと、日本では没落した氏族が根絶やしにされる事はなかったからで、滅亡した豊臣氏でも、元来の姓の木下氏の中には、幕末まで小さな大名として残っていた事が、良い証拠になる。 これが中国や朝鮮だと話が違う。 国外に逃亡しない限り、根絶やしにされたり、奴隷にされたり、逃亡先で平民として埋もれるうちに、王朝末の混乱期に流民となり、家系としてはどんどん零落して行くから、影響力も失ってしまうのだ。 例えていうなら、日本各地の、平家の落武者伝説を持つ集落だと考えたら良いだろう。 我が家の両親の家系は、本家の本家はそれなりの存在感のある旧家として、限定された地域ではあるが、重きをもって歴史を重ねてきた。(あくまでも本家の本家の話であり、分家の分家の話ではないのをご理解頂きたい)
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