第壱章「入部試験」

8/18
前へ
/30ページ
次へ
ーーー ーーー ーーー ーーー 「あー後一歩だったのになぁ……」 試合結果。池田チームパンター。駆動系故障の為試合中止。 まぁパンターはそこが弱点だから仕方ないよね。 「まぁ引き分けかな?」 「いやいや。池田さんの勝ちだよ。パンター壊れなきゃ、私負けてただろうし」 「取り敢えずこのチームの欠陥を言うと、宝の持ち腐れ。後、使わない戦車の整備不良。整備担当の自動車部の腕は良いみたいだしね」 既にパンターは直り、照準のズレも調整してもらった。 自動車部呼んだら直ぐに直った辺りそうなんだろうな。 「個人的にもし私が此処で戦車道やるなら、チーム編成とか戦車自体の編成を考えた方が良いかな?」 「説得力のあるお言葉で」 「聖グロは戦車変えれないらしいね。OG会にマチルダ会、チャーチル会、クルセイダー会ってあってそこが絶大な権力持ってるからコメットとかの新型買えないって友達が言ってたよ」 聖グロも大変だなぁ。 「取り敢えずお疲れ様。まぁ後、私に権限はないから単なるアドバイスだから。所詮一介の転入生だしね」 「因みに聞くけど、池田さんならチーム編成如何する?」 チーム編成ねぇ。 「予算度外視して、聖グロ、サンダース、プラウダ、果てや"黒森峰"に勝とうと思うなら、センチュリオン、IS-3、M24軽戦車チャーフィー、コメットは欲しいかな? 他にも規定内でのエンジンの積み替え、各種装備更新は必要。でも最後の最後は搭乗員次第だけどね」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加