プロローグ

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小学校4年生まで、ここに住んでいたらしいが事故のせいで記憶がない。たまに、ぼんやり浮かぶ記憶も本当の記憶なのかも夢や妄想なのか分からなくなっていた。 ただ、この大きな海に浮かぶ森は覚えいる気がした。 とても、懐かしく優しい場所。 一、二時間に一本しかないバスで近くまでは来れるがここからは、船しかない。しかも、定期便は一日二本しかないらしく、船の定休日もある。今日は、船の定休日らしく、ここまで迎えが来ることになっていた。 一本早いバスで着いてしまった私は、ここで待つしかなかった。
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