【募る想いが、重なる想いに………】

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続け様に溜め息を吐く私の前には大学生のコンパの様な光景が広がっていた。 男女4人ずつで構成された20代グループが既に出来ている。 それに女性は4人共に長身でミニスカートから覗く足も長く綺麗。 スタイルも良いし、顔も男受けする女性ばかり。 それに比べて私は………。 150㌢にも満たない身長に括れのないスタイル。 顔は………まぁ、良しとしても服装も体型を隠す為にロングスカートに大きめのボーダーシャツと色気がない。 今更ながらデート気分で来たはずなのに、服装が地味すぎた。 後悔に押し潰されそうになりながらも大学生のコンパ………じゃなくて、20代の班の中に存在感を消して近付く。 『では、今から30分間で自分が一番大きいと思うイチゴを選んで下さい。 勿論、それ以外は食べていただいて構いません。 いいですか? では、始めて下さい。』 進行役が開始を促す中、20代の班内ではコンパが開始されていた。 『どうせだから、20代でも勝負しないか?』 その阿呆発言から始まると 『じゃあ、人数もぴったりだし男女4組で分かれようか。』 消しているとはいえ、私の存在は抹消されてしまった。
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