さようなら。

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B「話ってなに?」 Aはふふっと笑って「実はね、私彼氏ができたの」 秘密だよ、と言ってAは唇の前に人差し指を立てて幸せそうな顔をした。 私達は『親友』まさにそれだ。真面目な私と、天真爛漫で明るいA。 周りからは「共通の会話できるの?」と聞かれるけれど、私達は互いが一番相性のいい大切な友達。 だから私も嬉しくなって B「相手は誰?」と聞いた A「Cだよ!」 私の恋は終わりを告げた。 私はC君に恋をして、頭の良いC君に近づけるようにたくさん勉強して真面目に良い子にしてきた。 それなのに。 でも、きっと、彼も私と同じで元気なAといるのが心地よかったんだろう。 B「おめでとう!」 悲しいけど、Aが幸せなら。 私の初恋、さようなら。
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