合コンの事情

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気を遣うように苦笑いする女は、俺に聞いてくる。打ち合わせしたけど予想外だったしないいか? 「お前だけずりーぞこんなカワイイ子」 「知らなきゃ意味ねーだろ。企画だし、妬かれても困る」 「へーー大変だねえ?」 煽り向けないでくれ。クソタレ。 「美佳、計画狂ったけど頼む」 「了解。じゃあ端から紹介するね。」 イライラしながらも俺は返事を返すと、美佳は連れ子2人を紹介し始めた。 美佳という女は俺と合コンを企画した人でもある。そして定番化となっているお持ち帰りは当たり前だった。
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