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一番古い本は李徴くんが6歳のときの本で読んだら悲しくなった。
李徴くんの家の話は全く知らなかったから本の内容から親が一年に一回しか会えていないことに驚いたんだ。
この頃の李徴くんはいろんなことを我慢したんだなってことが分かった。
6歳の時の私なんて親に甘えっきりだった。
塾なんて言ってなかったし家に一人だったことなんて一度もない。
李徴くんとずっと一緒だったから何でも知ってると思ったけど、そんなこと全然なかった。
知らない李徴くんの内面をしれて少し嬉しかった。
そして小さい李徴くんを思い出して懐かしく思った。
でも、ここに書いてあるのは別に憎しみとかそんなんじゃない。
どこからあのリストを書いてしまうほどのことが起きるんだろう?
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