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教習の第1段階も中盤になり、課題が取り込まれるようになってきた
第1段階での課題というのは坂道発進 クランク S字の3つが大きな課題と言える
他にも踏切 見通しの悪い交差点 障害物などもある
今回の教習はマニュアル車だとちょっと難しい坂道発進である
坂道の中腹まで登り、車を停止させてサイドブレーキを引いてアクセルをちょっと強めに踏みながらクラッチをゆっくり繋いでいく
すると、回転数がストンと落ちてエンジンの音のトーンも下がる
そこでサイドブレーキを解除すると車が動き出すのでそのままクラッチを繋ぐ訳である
実際にやってみると、エンジンの音に気を配り、足にも手にも気を配りながらやるのはなかなか難しい
半クラになってすぐにサイドブレーキを解除すると動力が足りずに下がってしまう
慣れると半クラの位置がわかってくるので、できるようになる
坂道発進の練習を終えて、車庫に戻ると整然と並んだ教習車の奥に、黄色い車体にドーナツみたいなタイヤを履いたモンスターが見える
大型特殊の教習車である
遠くから見ると、それが殿様で普通車が家来のように見える
近くに寄って見るとアンバランスなくらいワイド化されたキャビンに申し訳程度の助手席が付いている
運転席が中央にあるため、助手席を付けるとどうしても不自然な位置になってしまうようだ
さらに奥には給油所と送迎バスの車庫がある
車庫だけでも楽しめそうな空間である
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