○○の子
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見慣れた屋上。 吸い慣れた空気。 踏み慣れためくれたタイル。 今日は誰もいない。 独りという寂しさだけがある。 いつも脱ぎ損ねていた靴に手をかけてゆっくりと脱いで、靴を揃える。 寂れた柵の向こうには誰もいない。 ただ私が住んでいる小さな街が見えるだけ。 そう、今日は邪魔者はいない。 誰にも邪魔されない。 誰も邪魔してくれない。
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