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とにかく奥深い山奥で冬は豪雪地帯、
鹿や熊、
ウサギなどの猟と畑を作って自給自足の暮らしをしていた。
猟師のセイ、
その妻フサはこの山奥で生まれ育った。
たぶん何代も前から同じ生活が続いているのだろう。
二人はこの生活が苦にならなかった、
この生活以外知らなかった。
要するに幸せだったのだ。
数日おきに猟に出て獲物を捕らえる、
フサは畑仕事に精を出す毎日だった。
捕らえた獲物は貴重な革製品を作り、
山を越えて村に売りに行く。
その時余った肉も売った。
肉は内密で売るのだが村人の誰もが欲しがった。
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