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同じクラスの生徒会長、
長岡理恵の弁当に手を着いてしまったのだ。
米田正二が言った事はまんざら嘘ではなかった。
長岡理恵が二年の時、
一年の新入生が入って来た。
男子の中に不良っぽい大柄な生徒が理恵に言い寄った。
「いいケツしてんじゃねえの」
と言って理恵の尻を触った。
理恵は可愛い鼻に少しシワを寄せ男子の胸に正拳を見舞った。
男子は肋骨を骨折した。
それ以降猫のように大人しくなった。
「俺は幸運だった」
修は心からそう思った。
保健室で先生に教室でふざけるんじゃないよと説教されて学校を出た。
辺りは薄暗くなっていた。
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