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町から少し離れた古い住宅街に修の家があった。
少々大げさな包帯を右手に巻いた修はせかせかと歩いていた。
すると修の前に大きなオートバイが止まった。
アメリカンスタイルのハーレーダビッドソンだった。
革のオートバイスーツにスモークのかかったヘルメットで誰か分からなかった。
修は怖くなってバイクを避けて益々せかせかと歩き始めた。
バイクを抜いてホッとしたところでビッとバイクのクラクションが鳴った。
びっくりして振り返った。
バイクの運転者が手招きした。
逆らえずふらふらとバイクに近付いた。
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