撮影

4/11
前へ
/71ページ
次へ
その数分後に、子ども達が、それぞれ渡された服に着替えて出てくる。 特に光月とひまわりは、恥ずかしいのかそわそわし、母親の元に駆け出してしまった。 やはり、初めての場所と、ここの雰囲気に彼女達も何かを感じたのだろう。 「ひまわり、ママにくっついていたら光月ちゃん達といられないでしょ? それに、ママだって李兎の面倒みなきゃいけないし…」 「李兎の面倒は私も見る!」 「あらあら…じゃあママは助かるけど、光月ちゃんは、暁くんに取られちゃうかもよ?」 ひまわりの母親である紗江李が、ひまわりの弟である李兎を抱きながら、笑っている。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加