幼馴染

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「おい!お前! また俺と光月ちゃんの邪魔をする気か?」 「暁くんの邪魔なんて、してないもん。 それに、私の名前は、ひまわりだもん! おまえって、いう名前じゃあないもん!」 「なんだよ、それ…」 「相変わらず小さい奴だな、ひまわりちゃんだって、光月にとったら、友達なんだから大目に見て、仲良くやれよ。」 「小さい奴って、いうのはいいすぎだよ。 騎斗…でも、みんな仲良くするのは、 大賛成かな?」 そう言って、話の輪に入ってきたのは、先ほどまで、光月の手を握っていた男の子の騎斗と騎莉。 彼らは双子で、おまけに光月のお兄ちゃんでもある。 だからこうして、暁とひまわりのいいあいに、困った顔をする光月を見て、助けに来たのだ。 だが、暁だけは、それだけではないことを知っている。 「わかった。でも騎斗兄ちゃん… なんで、俺から光月ちゃんを離すの?」 「お前が、光月を困らすから、離すだけ」 「騎斗…君までなにやってるの?」 そう言いながら、苦笑いする騎莉を見てもなお止めない騎斗。
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