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そんな変わらない幼馴染みとの何気ない会話をしながら、波音は、ふっと目を幼馴染から別の方に目を向ける。
すると、いつの間にか家で用事をしていたはずの自分の母親が、外に出てきて、幼馴染の母親達と何か話をしていた。
又しばらくして、母親達は波音や暁達を呼びかけ、親達を先頭に少し歩き、事前に頼んでいたのか、道路に止めてあった大きめのワゴン車にみんなが乗り込み、走り出した。
そんな車の中ではそれぞれが思い思いに話をする。
とくにその中で、1番楽しそうに話をしていたのは、光月達。
「ねぇあか君、ひまわりちゃん、
今日は、楽しみだね」
そう話を切り出したのは光月。
ひまわりも笑顔で頷いているけど、暁は少し嫌そうにして頷いている。
それもそのはず、暁は、これから行われる事にあまり気乗りしないのだ。
いくら光月がいたとしても…。
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