12人が本棚に入れています
本棚に追加
かつて人類が高度な文明を築き、詠歌を誇った青い惑星(地球)が有った。
人類が築き上げた文明は、更なる飛躍を求めて宇宙へと広がろうとしていた。
事実、人類は火星への有人飛行に成功し、月を足掛かりにして火星の開拓を始めようとしていたのである。
当時、国際協定が結ばれていたにも関わらず、各国は火星開拓の主権を主張、各国ともに火星の資源を巡る利権争いが激化していったのであった。
そして、地球上の各国は国際協定を破棄、火星の主権を主張し武力による主権争いに発展していった。
小国は大国に対抗すべく、大量殺戮兵器の使用も辞さない構えを見せて、一触即発の状態になっていた。
その為、各国は来るべき大量殺戮兵器を使用した戦争に対し、地下核シェルターの設置を急いだ。
そんな緊迫した情勢のまま、各国の睨み合いが続いた。
そんな時、ある科学者が論文を発表する。
それは人類がその英知を尽くしてでも解明出来ない不可思議な現象を起こす《力》を発見したとの事である。
その科学者はその力を《魔法》になぞらえて《魔素(まそ)》と名付けた。
最初のコメントを投稿しよう!