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魔素と呼ばれたその力は世界中に存在し、見ることも触ることも出来ないものだった。
しかし、ある条件が重なると超常現象を起こす事が分かった。
これは科学では説明がつかない、確かに魔法のような力であった。
当初、世界は魔素なる未知の力に興味を示さなかったが、研究が進むにつれその力の応用性に注目が集まった。
研究は、その学者が富裕層や企業からの融資で続けていたが、魔素の応用性が判明した途端、国の介在も始まった。
当初のスポンサーであった富裕層は、不老不死、若返り等の研究を推し進めるよう圧力を強めた。
それに対し、後発の国は兵器への転用研究を始めたのである。
結果、魔素に関する研究は急速に加速していった。
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