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二年生になって数日が過ぎた。 あたしの日常は相変わらず。 学校へ行って、勉強をして。 休み時間になると琴音のクラスの前の廊下でおしゃべりをして帰ってくる。 クラスメイトの中に挨拶をするくらいの友達は出来たけど。 琴音のような存在の友達はまだいなくて……。 どうしたもんかな。 と、思いながらも 『なんくるないさ』 琴音がくれた魔法の言葉を思い出して、日々をやり過ごしていた。 「えー。来週からGWが始まる」 担任の先生が何やら話している。
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