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それからあたしはお風呂に入って、侑成が作ってくれたチャーハンを食べた。 所々焦げていたけど美味しかった。 夜ごはんを食べ終えると、彼は一通り家の中を説明してくれた。 一階には台所とリビング。洗面所とお風呂とトイレ。 二階には、三つ部屋があった。 侑成は一番手前の部屋の扉を開けて言った。 「寝る時は、この部屋を使ってくれたらいいし」 「え。でも、ここって……」 「俺の部屋」 「侑成の?」 「男の部屋なんて嫌だろうけど。エアコンがあって使っても大丈夫な部屋がリビングと俺の部屋だけだし。さっきウミが風呂に入ってる間にちゃんと片づけたから大丈夫なはず」 何が大丈夫なんだろう……と思いながらあたしは言った。 「あたし、リビングでいいよ?」 「お前を一階に寝させて。俺が自分の部屋で寝んの? 泥棒でも来たらどうすんだよ」
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