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あたしが浮き輪を浜辺に置いて、Tシャツを脱ぐと 「うわっ!」 後から砂を踏んで近づいてきた侑成が声を上げた。 「え?!」 驚いて振り向くと、侑成はソッポを向いた。 目を合わせようとしない… 「どしたの?」 「いや……」 「顔、赤いよ?」 そう言った瞬間、彼の耳まで赤くなったのがわかった。 耳というか、首も……? もう日焼けした? 「ちょっとビビっただけ。脱ぐと思わなかったし」 あ。なるほど。 「変、かな?」
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