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今、あたしの傍にいるのは、“真瀬 侑成” あたしの知っている高校生の真瀬と あたしの知っている中学生の侑成を合体させたもの。 当たり前だけど、不思議な感じだ。 二年後の成長した彼の側に、いるなんて…… あたしたちはボロボロになった真瀬の背中を手当してもらうために、担任の先生を探すことにした。 なんとか崖をあがり、細道を歩くと、昼食を取った休憩所が見えた。 休憩所では、沢山の生徒が輪になり談笑している。 その中にいた茶髪のパーマをあてた男の子、竜君があたしたちを見て言った。 「真瀬!おせーよ! てか、なんで、手、繋いでんだよ!」 「ほんとだー!なあちゃーん!嘘―!」 傍には口元に手を当てて、驚きを隠しきれない様子の莉子と 「よかったね、名瀬さん」 そう言って優しく微笑むヒカリがいる。 ヒカリの隣にいる黒沢君は相変わらず。こちらに全く興味をしめさない。
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