死と私

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アウラそれが私の名だ、目の前には少女死神が鎌を楽しそうに弄んでいる 「さあ観念しな、アウラ、墓場まで持っていく秘密ここで、吐いちゃいな」 「だ、誰が!!」 死神少女らしき人物は、身の長より長い鎌を私に突き付ける、両刃であり易々と、平凡な私を貫き切り刻めるだろう 「死んでも言わん、秘密だからな」 「じゃあ死にな!!」 私をその鎌で刈り取る間でもなく、刃を押し当てる首がプチーンと飛び、意識を失う 気が付いた時は、巨大な木が生い茂る草原であった、見回すと死神少女が愉快な笑みで振り返り 「あんたの秘密がばれたら、死ぬように細工しておいた」 「え?」 「それまで、現実世界から離れ、夢の世界で生きるのさ」 「尚更誰にも言わん」 私は秘密を忘れ一人夢の世界を歩いていた、誰にも知られる事無く、そんな秘密を知りたいか? 誰にも教えん
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