0人が本棚に入れています
本棚に追加
アウラそれが私の名だ、目の前には少女死神が鎌を楽しそうに弄んでいる
「さあ観念しな、アウラ、墓場まで持っていく秘密ここで、吐いちゃいな」
「だ、誰が!!」
死神少女らしき人物は、身の長より長い鎌を私に突き付ける、両刃であり易々と、平凡な私を貫き切り刻めるだろう
「死んでも言わん、秘密だからな」
「じゃあ死にな!!」
私をその鎌で刈り取る間でもなく、刃を押し当てる首がプチーンと飛び、意識を失う
気が付いた時は、巨大な木が生い茂る草原であった、見回すと死神少女が愉快な笑みで振り返り
「あんたの秘密がばれたら、死ぬように細工しておいた」
「え?」
「それまで、現実世界から離れ、夢の世界で生きるのさ」
「尚更誰にも言わん」
私は秘密を忘れ一人夢の世界を歩いていた、誰にも知られる事無く、そんな秘密を知りたいか? 誰にも教えん
最初のコメントを投稿しよう!