夕暮れの刻

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「双子ちゃん達は大丈夫?」 「もう平気!」 二人ともぴょんぴょん跳ねてみせた。 「よく頑張った」おばあちゃんが静かに言うとみんなうれしそうだった。 双子ちゃんの横でリク君もつられて跳ねている。 「困った事がありましたら」 ソラ君が小さなメモを渡してくれた。 そこには ー神道事務所ーと書いてあり、下には住所と名前がついていた。ソラの係、と言ってくれれば僕のところに話が来ます。 そう言ってにっこりした。 「私ったらお礼を用意してませんでした!」なんてうっかりしてるんだろう! 「いらないよ」 「僕達修行中だもん!」 双子ちゃん達とリク君が口々に言う。
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