第二章 捜索

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「岬玲香さん。市内の会社で事務の仕事をしている…と。奥さんの行きそうな場所とかありますか?」 「そうですね…。妻は朝帰りも常でしたから…クラブとか」 岬は、そう振り返った。 「奥さんの交遊関係なんか、教えてもらえますか?」 納賀見がそう聞くと、岬は言い淀んだ。 「どうしました?」 「ん…。実は、言いにくいのですが…妻は、浮気をしているようで」 そう言うと、2枚の写真を出してきた。 「近所の奥さんがくれました。隠す事もなく、堂々としていたみたいで」 「この二人に見覚えは?」
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