第二章 捜索

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「なるほど…。しかし、これだけそろっていたら、スムーズに離婚できますね」 「離婚する気なんかありませんよ。僕の集めた証拠を見せて、こんな簡単に証拠が集まるような不倫はやめてくれるよう頼むつもりでした」 失礼な発言をした事に焦る納賀見に 気が付く事もなく、岬は言った。 ーー※ーー 「…わかりました。この調査ひきうけます」 更に幾つか質問した後、納賀見はそう言うと立ち上がった。 「あ、宜しくお願いします」 岬は深々と頭を下げた。 「では、近所に聞き込みをして帰る事にします」 納賀見はそう言うと、玄関へ向かおうとした。
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