第三章 聴取

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"こんにちは。玲香です。今日会いたい。20時5分にいつもの公園で待っています" 「こういったメールはよく?」 「ええ。彼女時々気まぐれに会いたがるんですよ。彼氏としては、甘えてくれてるんだなって嬉しいですけど」 照れながらそう言う各務に納賀見は努めて冷静に言った。 「彼女、旦那がいることはご存知ですか?」 「そんなバカな!俺をからかっているのか!あいつは、特定の相手はいないって言ってたぞ!だから、交際を申し込んだんだ!合鍵だって渡していたし」
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