第三章 聴取
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「うん?このテーブルどうしたんですか?」 ふと見ると広範囲に渡りヤスリをかけたようだった。 「あぁ、この前赤ワインこぼしまして、拭きとれなかったので、ヤスリで削ったんです。木製だからいけるかなって思ったんですが、失敗でした。まあ、独り暮らしだし、気にしないで使ってます」 納賀見は、礼を述べ各務のアパートを後にした。
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