第四章 解決

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「恐らく、現場はこの部屋ですね。言い争いになり、あなたは彼女を押した。押された彼女はバランスを崩しこのテーブルの角に頭をぶつけ死んでしまった」 「ば、ばかを言わないでくださいよ。そんなテーブル残して置くわけないでしょう」 岬は笑いながら言った。 「テーブルの角から側面にかけ、べっとりと彼女は血をつけた。本来ならば棄てて証拠隠滅をはかるのだろうが、奥さんがいなくなり粗大ゴミをだすとなると疑いをかけられると考えあなたは隠す事を思い付いた」 「隠すって…。」
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