第3章 世界の涯てに泣く者と ─ ケース4 ─

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 僕は言う。 「僕はどうしようもなく無力だけど、心に決めたんだ。憂いや嘆きを乗り越えて、明日のために進んで行こうと」  ナギサが答える。 「私も共に歩むぞ」  そしてニッコリと微笑んだ。  かけがえのない彼女の言葉は、とても輝いていた。 ──死骸とネコと、世界の涯てに泣く者 終
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