君が僕を必要としてくれるなら (彼氏目線)

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たこ焼き 大阪焼き チョコバナナ 食べ物を1つづつ、買っていく。 最初は元気のよかった彼女だが、彼女が告げた食べ物を買っていくうちに口数が少なくなっていく。 何かある時彼女は、口数が多くなって、 カラ元気になる人だ。 そんな彼女の口数が少なくなった時は何か考えていてカラ元気にもなれないくらい悲しくなっている証拠。 なぜ元気が無くなっているのかは、表情を見れば何となくわかる。 こんなことは毎回だから。 けれど、これは自分じゃどうしようもないことだから、『悲しい顔をしないで』そんな意味を込めて、握る手を強くする。 『ねぇ!何か思い出に残るものが欲しい』 そう言って顔を上げて指を刺した所は射的屋そこで彼女は決まって、 『あれ!あれとって?』 一番上にある取れなそうな小物を指差すんだ。 そうお願いする彼女は決まって不安げでじっと見てくるから、取ってあげなければという気になってしまう。 『しょうがないな、僕が射的苦手だってこと知っているだろ?』 手を離しながら言うと、嬉しそうな顔で『エヘヘ』と笑いながら『ごめんごめん』と言ってた。 『おっ!お兄ちゃんたちやるかい?3発で200円だよ』 人の良さそうなおじさんにお金を払って近くにある鉄砲を握る。 よくよく見ると今回の小物はクマのクリスタルっぽかった。 1発 2発 3発 ……… 当たらねー … もう一回!
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