創作

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【名前】violette 【読み】 ヴィオレット 【愛称】ヴィオラ(viola) 【年齢】 15歳 【好き】 乱歩.魔法 【嫌い】 外の世界.希望.黒猫. 【容姿】 丁度眉に合わせて切り揃えられた前髪と腰程まである後髪は全体的に癖が掛かっており細い毛並みで柔らかな色合いの薄紫色、瞳の色は猫の様な金色。形は横幅が広く高さも確りとしたアーモンド型で黒目部位が大きく丸い目元落ち着きなく多様に動くのが特徴的、目尻がシャープで細い為品の良い印象を与えてる。当初は表情がコロコロと変わり落ち着きなかったのだが長きを過ごす内に何をしても諦めや憐憫が滲む様になり今や露骨に顔をしかめる対象は黒猫のみとなっている、奥二重でやや幼く見える顔立ちだが平時は表情から子供らしさが伺えない、其でも表情を作るのはお手の物で、心の中で笑いながら涙を流したり怒りながら慈しんだり出来る欠落的な表情筋の働きを見せる。生まれてから満足に外の世界を見た記憶がなく日の光に当たった事が無いので肌は白いを通り越し蒼白く貧血患者の様な印象を与える。本人曰く服装に拘りはなくシンプルな物が好きでクラシカルな紺色のワンピースドレスを使用している。 とは言え異脳の空間に入ればどんな服でも手に入り着られるので本人には本当に拘りがなく考えるのが面倒と其れ丈の理由でずっと着用していたドレスを着てる事になり今の人間からすると数百年前の格好に当たる。流行り廃りに疎いと云うより興味がないので指摘されない限りは下着姿かドレス。動きにくい格好は苦手だが服装を変えろと云われたら抵抗ないらしくどんな服でも分別なく多感に身につける。ソックスは主に黒タイツを使用、靴は厚底の茶ブーツで華美な印象は見受けられず逸そ貧困を思わせる、それに伴い肉体的な成長も乏しく肉の器は15歳で成長を止めてるので胸は絶壁と呼べる程に膨らみに乏しく手足も枝の様に細い、其は少女の生まれが如何に貧しく生活が乏しかったか訴えるかの様で肉体改善はされぬまま異脳に目覚めた証拠でもある。何より目を見張るべきは少女には心臓が存在しない事、故に脈もなければ鼓動も聞こえないが不思議と冷たさを感じられる程度の熱は持っている。 空白の胸部には癌細胞の様な黒い痣に覆われ白い肌を醜い見目にさせている。痣こそ悪魔との契約であり契約を破ると強烈な痛みを発せられ身体を蝕まれる、所謂、楔。
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