異脳

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【異能名】 ゛It゛と呼ばれた子 【限られた空間でのみどんな事でも可能にする能力】 【異能詳細】 所謂異脳で造り上げた空間でのみなら現実的ではないあらゆる因果を越えて凡てを可能にする能力 一例:其が死者を蘇らせる 壊れた物を修復する 無から有を造り上げる等。 然し其は所謂異脳の空間が造り上げた、まやかしの時間であり分類するなら谷崎の細雪に性質が近い。 一度異脳の空間から出てしまうと空間で起こったあらゆる事象が否定されるので先ず異脳空間での事は忘れてしまう、それこそ少女の存在のみならず異脳の空間に入った、認識すらも。 また異脳の空間で負った傷等も空間から出れば跡形もなく無くなるが唯一、異脳空間で死亡してしまった際には覆し様のない現実になってしまう。 其は少女の異脳の根本が悪魔との契約により成り立ってる物であり、異脳の空間を用いて人間を誘い殺め悪魔に魂を喰わせる事で異脳を保っているからである。そして当の本人も悪魔に既に魂を喰わせてるので心臓がなく、異脳の空間とまやかしの中で異脳に頼りながら生き永らえてるので結果的に不老不死になっている。 つまり少女でさえも異脳空間から出てしまうと常識的な時間の流れに逆らえず死んでしまうが異脳空間を指定する物が異脳の語源である黒猫の稼働範囲で、その黒猫が少女から離れないので今のところは問題視されていない。
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