序章

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毎日一緒だった。幸せな日々だった。 「さよなら」そんな言葉を聞く日が来るなんて思いもしなかった。 でもいつの間にか、僕たちは月と太陽と同じくらいにすれ違いを始めていたんだ。 二人の夢だと思っていた願いが、いつしか一人歩きを始めていたことに僕があの時気づいていたら、今は違っていたんだろうか? 二人の未来が違う場所にある。そう気づいたのはキミの方だった。
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