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「……いや、いないでしょ」
呆れた顔をすると、恥ずかしそうに目を逸らされた。
「いや、それはそうだけどさ。なんとなく思っちゃって……」
「……だがまぁ、天の川に願い事をすると叶うのは本当だな」
「嘘っ!何を願ったの!?」
「内緒」
隣で騒ぐ彼女を見ながら少し笑う。
隣に彼女がいる限り、俺はこれからも天の川の奇跡を信じるだろう。
今年も天の川に奇跡を願う。
次は、何を願おうか。
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