天の川に君を想ふ
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「ねえ、聞いてる?」 「……ん、なに?なんで空指差してんの?」 前を歩く彼女は上げていた腕を下ろし、頬を膨らませた。 「もう!携帯見ないで人の話を聞く!」 「悪かったって!で、なに?」 慌てて頭を上げ、携帯をしまう。 「だから、織姫とか彦星っているのかな?」 そして彼女は子供の様な疑問を投げかけてきた。
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