87人が本棚に入れています
本棚に追加
/156ページ
【肌蹴たワイシャツ姿で語る】
「おめぇ、なに口つけてんだよ。気持ちわりーぞ」
「おめぇが、飲み込めずにごぼしてっからだよ。行儀わりー奴だ」
「口の中、もっとキレイにしてくれよ」
「世話がやける奴だな」
司は桃色の頬をした海人のネクタイを再度引っ張った後、そのまま海人の体を床に倒し仰向けにした。海人が着ている司のワイシャツは、乳首イジメ目的で、既に司が第二ボタンと第三ボタンを外していた。横たわる海人の襟のボタンを外すと、第三ボタンまで外れた肌蹴たエロい姿になった。その開いた両襟を両手で掴み、海人の上体をオラオラと少し浮かせながら言った。
「ったく、世話の焼ける男だな。海人は」
言いながら、襟を粗く掴んだまま、舌を海人の口の中へ挿入し、海人のそれと絡ませた。
アァ。ウゥ。
呼吸困難になりそうな海人が気持ちよさそうに喘ぐ。肉棒も再び膨らんでいた。
海人は司のクレリックシャツの裾から手を入れ、司の乳首を愛撫した。
「そこじゃねぇ。もっと下だろ。もっと激しくしろ。そしてもっと汗かけ」
「なんだよ、汗かけって」
「おめぇ、気づいてねぇのか?おめぇの体臭のこと」
「ん?なんだよ。俺、くせぇか?」
「エロい匂いがすんだよ。おめぇの脇の下とか首から。天然麝香の香りってヤツだ」
「それはおめぇも同じだろ?」
「ん?」
「司の香水の匂い、悪くねぇぞ。また司の汗の匂いは、ワキガと違って何か男らしい、他人を酔わせるような匂いがする」
「そか。お互いの体臭が好きってのは、理想かもしれねぇな」
言いながら、司は海人の唇を軽く噛んだあと、そのまま白シャツの襟を噛んだ。
「俺の白シャツに、もうおめぇの匂いが付いてるぜ。襟を噛むと口の中に、おめぇの匂いが広がるぜ」
「やめろよ。俺、このワイシャツ着て帰りてぇんだよ。おめぇの匂いが残ったワイシャツでオナニーしてぇんだよ。だから歯形とか付けんな」
「んだと?おまぇのモノは俺のモノ。俺のモノは俺のモノって言っただろうが」
「お願いだよ。俺のそのクレリックも着てていいから」
「そか。サイズも一緒だしな。これからもこうやって交換すっか」
襟を噛んでいた司の口は、海人の乳首に移動した。舌で傷ついた海人の乳首を嘗め回す。
「おめぇ、チュッチュッってイヤラシイし、感じちゃうよ」
「ずっと感じてろ」
最初のコメントを投稿しよう!