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【小学校高学年】
4年になったある初夏の日、その事件は起こった。2時間目と3時間目のあいだに、15分くらいの休み時間があるんだけど、その休み時間に「上り棒」で遊ぶのが俺と堂園君の中での流行だった。いつものように競って上り、頂点をタッチしては下り、を繰り返していた。ふとライバルの堂園君を見ると、真っ白いワイシャツに、上り棒のペンキの赤がうっすらと付着していた。そして、いつもなら閉ざされているはずのワイシャツの襟のボタンと袖のボタンが、暑さからか外されていた。
俺に負けまいと必死で上る堂園君の苦しそうな顔がエロかった。その姿を見ながら俺も必死で上ると、その固い棒で固くなった息子が摩擦され股間が気持ちいい。
そして俺は棒の頂点で、俺より少し遅れて、今頂点に届かんとする堂園君の必死な表情と、風で揺れる彼のワイシャツの襟や、パタパタとなびくカフスを目のオカズにしながら、ズボンの中で液体を放ったのだ。それは今までに経験のない、粘着性のある液体であった。「ワイシャツを着たイケメン」プラス「苦しむ表情や服装の乱れ」イコール「最高のオカズ」という方程式が成り立った瞬間であった。
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