銀色の美しい羽根をもつ少女と僕と僕の残像のセリフ

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 走る五歳の少年。去る六歳の少女。 少年は小さくなった少女の背に言う。 「ねえ、もういっちゃうの?つぎはいつあえる?」 少女はこう答えた。 「私はどこにもいかない。私は宇宙の中心にいつもいるの。君たちが動いているだけ。」 「え?」 驚いた少年に、少女は銀色の羽根を見せながら星の向こう側へと消えていった。
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