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アミラさまと名付けられたソレは、暗闇の中で楽しげに蠢めいた。
昨日の男は楽しめた。気の弱い性質だったのか、少し脅してやるとこちらが何もしなくても怯えて精神をすり減らしていった。しばらく部屋に閉じこもっていたが、何処かに逃げようとしたところを追廻してやった。あの怯えた顔は笑えた。両手両足の爪を丁寧に、一枚一枚剥がしてやったときにあげた悲鳴と苦痛の表情、さらに眼球を摘まみ出して最後には吊るしてやった。
ああやって誰かを甚振り、嬲り、
虐める度に自分の中の記憶が刺激されるようだった。何かを思い出せそうなのだ。
さて今夜も行こうか、くひひ。
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