俺がキングだ

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「スリーピング・レオ……眠れる獅子ってことか。リンの知ってる奴とは違うだろ?」 キングは独自の情報網でリンとスリーピング・レオの関係は分かっていた 「ええ、彼は死んだはず……」 死んだと断定しないのは遺体がないからだ 任務中の失踪で死亡扱いとされていたからだ 「だから、私を呼んだのね?」 本人か偽物かリン自身に確かめさせる為にキングは仕事の依頼をしたのだ 「ま、そういうことだ」 キングは指をパチンッと鳴らしてウェイターを呼んだ ウェイターは音もなくキングの横に移動する 「出発する」 「かしこまりました」 ウェイターは壁にある隠しボタンでパスワードを入力する
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