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─ねぇ、今年が最後の夏休みだよ?
「あはは、高校行っても夏休みあるじゃない。」
─そう、、、そうよね。
見て!浴衣、作ったやつなんだよ、授業の。
「ホントに完成?!私うまく出来なくてさー、首?襟?ほら、そこのところ。やっぱり服作るとか無理だよね。私のなんか針に糸も通らないし。」
─私、西野先生に放課後教えてもらったの。授業じゃ間に合わなくて。だから、しっかり指導してくれたけど、西野先生の作品みたいだよ、、まあ、実際縫ったのは私だから宝物かな。
「へぇ、、アンタ意外に乙女だねー。あはは、毎日バスケしてるだけの男みたいな女だと思ってたよ、私。」
─もう、、バスケはもうやらないし、中学でバスケ部も終わりにするの。
「え?!毎日バスケやってたし、試合出てたじゃん。一年の頃はヤバかったよねー、レギュラーだった先輩達を控えに落として、アンタと由香がレギュラーいくしさ!私もう、、試合前からハラハラしちゃったよー、、部室の空気悪すぎた。」
─ 下手くそが試合出ても学校の恥でしょ?私や由香の方が少しマシなだけだから。
「そ、、そうねー。辛口ね、アンタ。高校行ったら少しは猫被りなさいよ?高校違うなんて考えたことなかったけど、初対面でアンタ友達つくれそうな感じじゃー、、ないもんね。」
─もう。私はこのままよ。
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