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私には本がある。 本は私を裏切らない。 本といっても、私が読んでいる本のほとんどは小説である。 漫画も読むが、やっぱり小説の方が好きだ。 小説さえあれば、恋なんて一生しなくたっていいとさえ思えてくる。 中学の頃から小説にのめり込み、今では隙さえあれば読んでいる始末だ。 様々なジャンルの小説を読むけれど、一番はファンタジーで、特に冒険モノは堪らない。 なぜなら現実離れしている冒険モノは読んでいる間、その物語の中にどっぷりと浸れるからだ。 ただしファンタジーでも、恋愛要素がたくさん組み込まれているのはNGである。 途中で冷めてしまわないよう、あらかじめその有無を確かめてから読むようにしている。 今、持っている本は「少年と竜」というタイトルの小説で私の一番の愛読書。 本のタイトル通り、少年とドラゴンの友情を描いた冒険ファンタジーだ。 もう何百回と読んでいるが飽きない大切な本で、もし失くしても大丈夫なように一番最後のページに「神崎菜摘(なつみ)」としっかり自分の名前を書き込んである。
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