第1章
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部屋は水槽だ。 蒼白いセーラー服が照らされる。 君は水槽を見ていた。 僕は君を見ていた。 魚の目は僕らを見ていた。 死ぬなら水死体になりたい と君が発した声が泡になり 弾けた。 君の瞳の中に泳ぐ 魚の名前を 僕は知らない。 君の手の鱗が。
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