第1章
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「夢」 背中に翼が欲しかった。 タトゥーを入れたい。 蛇になりたかった。 スプタンをしたい。 よい夢が見れるよう 耳の後ろにばくをいれたい。 平安時代では好きな人が夢に現れることで 自分を思っているかがわかるという。 僕は君に夢で会いたい。 笑って 愛していたと伝えたい。 黒い爪で君のことを なかったことにしたい。 背中の翼が揺れた。
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