502人が本棚に入れています
本棚に追加
行為自体が久しぶりで、しかも男同士は初めての経験なのだが、抜かないでと甘えながらしめつけらて、抜かずにもう一度していた。
気持ち良い余韻の中、さっきまで善がっていた三木本の身体が離れていく。
「ん、三木本君?」
「後始末するんで。先に帰ってください」
さっきまでの可愛い姿はもう無く、仕事の時のような彼である。だが、流石に先ほどまで八潮に突っ込まれていたのだ。中腰は辛いだろう。
「いや、僕がするよ」
と申し出るが、
「いえ。上司にやらせるなんて出来ません」
一人で後片付けをはじめてしまい、八潮はぽつんと残される。
先ほどまでのあまりのギャップ差に悲しみまで感じる。
「……じゃぁ、帰るね」
そう声を掛けてミーティングルームを後にした。
最初のコメントを投稿しよう!