No.1 最低な女と嗤う

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そして、付き合って十ヶ月と六日で私たちは別れた。 別れ話は彼からで 俺さ。 優しくて、何に対しても一生懸命で、 他の人とちょっと趣味とかずれてたけど、 それでも好きなことを楽しそうに話す美花が好きだった。 本気で美花となら結婚して、一緒に住んで、歳とりたいなっておもった。 けど、最近美花が何考えてるのか最近全然わかんなくて、 俺と一緒にいる時、顔は笑ってるけど、心ここにあらずって感じに見えて。 なんでかなって考えてたら 俺のこと嫌いになったんじゃないかって答えが出てきて、 考えはじめたら、もうそれしか美花の俺への態度が変わった理由が思い浮かばなくなって。 それでさ、このまま一緒にいたらお互い絶対幸せになれないなって気づいたんだ。 だから―――もうこれ以上美花の彼氏でいられない。 ごめん。 そういわれた。
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